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藤沢駅前順リハビリ整形外科院長の渡邉順哉です。
さて、当院は2019年4月に私が院長になって藤沢駅前順リハビリ整形外科に名称変更してから2年以上が経ちました。
様々な取り組みにより患者数も当時の倍以上になってまいりました。
地域を超え、神奈川県内、県外からも多くの患者様から選ばれるクリニックに成長しつつあります。
待合室や診察室やリハビリ室の拡大が必要になってきた状況で移転を視野に入れていました。
半年くらい前、開業コンサルタントの方から移転の提案を頂きました。
現在のテナントよりもやや駅より遠くなりますが、
広さ以外にも、視認性、家賃的にもとても魅力を感じていました。
自分で移転後の設計なども検討し、スタッフにも移転の話を本格的にしたりするようになりました。
しかし、仮契約前の段階で不安材料が出てきてしまいました。
仮契約直前になって洪水ハザードマップを契約時に義務だからと頂きました。
実はその地域は昭和57年に浸水したそうです。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ex5/river/sakaigawa.html
どうやら、令和2年作成のハザードマップで洪水エリアに指定されていて、3~5m浸水のエリア。
なぜ最初の段階で教えず、ここまで本気で検討して、最後の最後になぜこんなに大事な点を・・・
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bousai/bosai/bosai/hazardmap/dosha/documents/nanbu.pdf
↓写真は昭和57年の浸水の様子で1m以上浸水しているように見えます
画像:神奈川県のホームページより引用
なぜここ数十年、このエリアで1階クリニックが1件もないのか理解できたように感じます。
特に整形外科は高額な医療機械も多く、MRIで数千万、それ以外の機械でも数百万~一千万は掛かります。
心療内科や小児科などは機材も少なく被害額も少ないとはおもいますが、
整形外科の場合は、広さも必要なため、医療機器以外にも内装費用や契約費用も合わせれば1億円は軽く超えてしまいます。
数十年に1回かもしれませんが、数十年そこを使えばいつか洪水被害に合うかもしれません。
被災した場合、診療が行えない期間は予想できません。
その期間の家賃や従業員の給料は?
いつ診療を再開できるのか?
国や自治体はどこまで補償してくれるか?
災害保険の場合の費用は?
たった1回の洪水を考えるだけでこれだけのリスクを抱えることになると思うと・・・
水害被災の可能性が低い地域から高い地域にわざわざ移転するメリットは・・・
移転するメリットを現在再検討しています。
ハザードマップで被災するかどうかが未然にわかるため、契約前に説明義務があるのですね。
どうやらこの法律は義務化されて1年も経っていないようです。
やはりこういう法律は情報が少ない個人にはとても大事ですね。
藤沢駅前順リハビリ整形外科 院長 渡邉順哉
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